著書

腰痛
> ズレた背骨を戻すには 座布団と体操で治す腰痛(Amazon)

腰痛 自己治療法

アナタの腰痛は、自分で治せるかも知れませんよ

はじめに

私の名前は日下和信クサカカズノブと申します。退職しましたが、前職は短大の教師でした。そして、教師の傍ら日下教育研究所という有限会社を経営して来ています。専門分野は、授業研究で「どう教えると解り易いか」ということを30年研究してきました。でも、腰痛を職業的に扱ってきたのではありません。勿論、医者ではありません。でも今では、腰痛のセミプロだと冗談半分に言っていますが、プロ・セミプロは抜きにして、多くの腰痛に困っている人達に「ある種福音を伝えられるのではないか」と思っています。この後の文章を、じっくりとお読みください。

私と腰痛の関係は、若い時に「腰痛で入院した」ことから始まります。最もひどい腰痛に襲われたのは、29才の時でした。病院へ行くタクシーに乗るのに90秒掛かりました。身体が固まってしまって、ゆっくりしか動けなかったのです。その入院から腰痛とのお付き合いが始まったのですが、その入院時には、まだ腰痛を研究しようなんぞとは夢にも思っていませんでした。その時の病気に関する考え方は、ごく常識的なものでした。「病になれば、医者に見て貰えばよい」という世間一般的な安易な感覚でした。そんな調子だから、退院後もちょくちょく腰痛が再発しました。

再発した腰痛の中でも、特に思い出すのは、入院までには至りませんでしたが、「足の膝下辺りが痛み200メートルも連続で歩けなくなりました」。しばらく休めば、また歩けるようになるのですが、我慢できない痛さが襲うのでした。その時の診察結果は、自分の予想に反して「膝下の痛みであるのに腰から来ている」といわれました。その時は、腰は痛くなくて膝下の辺りが我慢できなくなるくらい痛いのですよ。まさか、腰痛とは思いませんでした。それなのに腰痛だったんです。不思議だなと思いましたが、腰を治療してもらって、その歩行困難が治りましたので、診断は正しかったのだと納得しました。
その時「腰が痛まない腰痛もある」ということを知りました。腰痛の不思議さが少し解ってきました。膝下が痛んでも腰の神経(座骨神経)が悪いんだって。腰痛は、なかなか複雑なもんなんだなぁという印象が、それとなく「私に、腰痛への関心を高めていった」ようでした。

激しい腰痛を知らない人のために、激烈な腰痛の様子を書きましょう。激しい腰痛の時だと、安静状態で寝ながらでも、ちょっと首や腕を動かすだけで「飛び上がるほど腰に痛みが来ます」。ほんのちょっと動かすだけですよ。経験のない時は信じられないくらいわずかに動かすだけで、ズキズキッと腰に来ます。見舞いに来て気楽に笑わすのですが、釣られて笑うだけで、どんなに痛いことか。クシャミしようものなら、泣きますよ。涙が出て来ます。いやぁ、腰痛の激しいのに襲われるともうたまりませんよ。
入院した時の腰痛は、上に書いたような症状でした。それらの経験をしながら、腰は大事なところだなぁ。この後も、ちょくちょく腰痛が出たら「エライこっちゃ」なぁと思い始めました。すると何時とはなしに「腰痛も研究対象になっていたようです」。どうしたらこの腰痛を治せるのか?。あれこれと試行錯誤しながら自分の体で試して行きました。その後、色々と15年位試行錯誤して、「ついに自分自身の腰痛を完治できました」。慢性の腰痛部分も治してしまいました。「腰の辺りがスカッとしました」。爽快でした。

腰痛の半数ぐらいは、“背骨のズレ”が根本的な原因

慢性の腰痛が完治するまで時間が掛かりましたが、「私の腰痛の原因」は、“背骨のズレ”でないのかなという予想は徐々に立ってきました。その予想が「作業仮説」に昇格し、それなりに着実に実例で検証を続ける内に、「背骨のズレが原因で起きて来る腰痛」がかなりの割合であることが解ってきました。この本は、その結論に至った体験談のようなものです。厚生労働省が、腰痛の85%は原因を特定できないと公に発表していますが、私の経験では、「半数くらいの腰痛は、背骨のズレから来ている」ように思っています。割合の議論はここでは棚に上げることにして、「アナタの腰痛が、自分で治せることの方が大事ですから」、先を急ぎましょう。

参考になる本を読んで、自分の腰痛を如何に手なずけるかを考えました。とりあえずは、腰痛が出て来たら、何とか痛みを減らす方法を試行錯誤しました。効果の有りそうな姿勢なり運動なりをしました。その内に、痛みが和らぐ姿勢や運動があることに気付いてきました。上向きに寝たり、下向きに寝たり、横になったり、エビのように身体を曲げたり、逆エビに身体を反らせたり、色々な姿勢なり、運動をしました。その内に上向きに寝て立て膝をゆっくり揺すると痛みが軽減することを知りました。同様に、痛みが軽減する姿勢や体位が経験的に見付かってきました。こんな試行錯誤の体操だけでも、痛みを確実に減らせるものがあることが解ってきます。その後、さらに有効な痛みの軽減する場面が見付かりました。「背骨が動いた感じがした時」でした。背骨が動いた時は、ウンと痛みが和らぎました。時には、小さな「ポキッ」と言う音が出ました。そんな時は一層痛みが和らぎました。こういう体験を通して、「腰痛」と「痛みが和らぐ」関係が見えてきました。

自分の体で感じながら「経験則」を見つけ出そうとしているのですから、なかなか楽しい面もあるものです。ポキッと音がしたり、音はしなくても骨が動いた感じがした時は、ほぼ間違いなく「痛みはウンと軽減されました」。こういう経験則が導け出すと先程の「作業仮説の信憑性」はウンと上がるのではないでしょうか。この辺まで来た時、私は躊躇なく「腰痛の原因として、背骨のズレ説」を採るようになりました。
この頃になると、「当面の強い痛みを和らげる方法」は、何となく身に付いてきました。色々な姿勢を取って「骨を動かすようにすればよい」と目算が付いてきたからでした。ここまで至れたので、腰痛の痛みの軽減に関して、ちょっと自信ができまして、強い痛みをほぼ間違いなく弱められると思い始めました。

腰痛に関する「ほぼ間違いないと思える作業仮説が出来た」ので、この後は、自分の体だけでなく「他人の身体ででも同様のことが起きていることを確認すること」が大事になります。この仮説が、他の人にも正しいかどうかが次に問題に成りました。客観性を高め、仮説の一般化を目指すということです。

当面は、「他人の腰痛の様子を調べること」でした。チャンスはそうあるものではなかったですが、友人知人が腰が痛いと聞けば、会いに行って「腰痛に関する蘊蓄を披露し、上向きに寝たり、下向きに寝たり、さらには座布団を当ててやってみたら」と助言しました。その都度、効果があったかどうかを確かめました。予想以上の確率で有効だという報告が出て来て、「他の人達の腰痛もほぼ背骨のズレによって起こっているらしい」というところまで解ってきました。此処まで解れば、「他人も同じで、腰痛の主要な原因は“背骨のズレ”に原因がある」ことが検証されてきたことになりました。

この頃からは、ある程度自信も出来て「友人の治療をして上げるようになりました」。こうなると口頭でのアドバイスだけで本人が手探りでした治療よりも、ウンと色々なことが具体的に解ってきました。背骨の様子を観察し、指で撫でて調べる方法も自動的にやるようになりました。この診断方法を取り入れると「どの辺りの骨に異常があるか」が明確に解り、座布団を当てる場所が正確になりました。背骨の様子は、他人のなら観察し触ることが出来るけれど、自分のは一部の骨を除いて触ることも見ることも出来ないので、これは大変なハンデキャップだと思うようになりました。それで、「適当な人に、自分の背骨の様子を見て貰うこと」の有効性を痛感しました。友人知人の治療を実際にしてやるようになって、「腰痛の多くは、背骨のズレで起こっている」ということを“さらに確信するようになりました”。私自身にとっては、この時点で「仮説は検証され、真理となりました」。

この腰痛治療法は、20年以上前に出来ていた

この腰痛治療ノウハウは、実はもう20年以上前に完成していました。
そして、その頃からは、結構自信がありましたので、「今よりは悪くしないから、ちょっと治療してやりましょうか」と友人等に声を掛け治療させてもらいました。友人知人等にした腰痛治療の多くで、10分から1時間以内に痛みが軽減しました。近年では背骨の様子を指で調べた時に、「どの位効果があるかが予測できる」ようになりました。反対に、話を聞き、指で撫でてみて「効果のない場合も解るようになりました」。今では経験を重ね、この座布団を使った治療法の有効性にバッチリ自信があります。

このノウハウを完成し得ていた頃(20年前)に「一回目の大事件が起きました」。短大の同僚が、松葉杖を突きながら新入生の研修会にやってきたのです。聞けば役目上休めないので、病院で応急の治療をして貰って駆け付けたと言いました。見るからに痛々しい感じなので、いつものセリフ(今よりは悪くしないから、ちょっと治療してやりましょうか)で治療してあげようかと提案してみました。彼は私の裏技を知らなかったので、訝りためらいながらも、今より悪くしないというセリフを素直に信じて、じゃぁしてくれと応じてくれました。それでホテルの畳の部屋に行って、ちょうど座布団もあるし、10分位治療しました。そうするとどうでしょう。激痛はみるみる治まり、松葉杖無しで歩けるくらいまで回復したのでした。このケースはラッキーなケースでしょうが、翌日はほぼ普通の格好でスイスイ歩けていました。彼が感心して褒めてくれること褒めてくれること。

このことがあって、A4三頁立ての「日下流、腰痛自己治療法」を作り、腰痛の友人等にプレゼントするようになりました。この綴りは、文字ばかりで、腰痛の原因、治療の基本的考え方、具体的にどのようにして自分で治療するか等を書き記したものでした。なんと、文字だらけの素っ気のない書類なのに、「この綴りで腰痛を治してしまった人も数人います」。感謝してくれています。この綴りがあったので、機会が有れば写真を入れて、もっとキチンと解説を付けて印刷すれば、たくさんの人に貢献できるだろうと、ずうーっと思ってきたのでした。それが、今般諸般の事情でモノクロ印刷ながら印刷できたのです。

ついに腰痛、自己治療法の本を出版した

この出版に取り組んでいる時に「二回目の大事件」が起きたのでした。2013年年末から正月明けに起きました。友人の旦那さんが、大変な腰痛に襲われ、救急車で入院する騒ぎが起きたのです。旦那さんは時々腰痛が起き、その都度治療して貰っていたようですが、今回の症状は程度がひどく、即入院で、手術をしましょうということで話は進みました。しかし、ご本人も奥さんも、出来れば手術を避けたく思っていました。奥さんは、私の裏技を知っていましたし、原稿を書いていることも知っていましたので、連絡が入り、どうしようかという話になりました。それで私はワープロから書けたところまでの原稿をプリントアウトして急遽ご自宅に送りました。入院したので徐々に容体は安定してきて時間稼ぎをしていたことになりました。1月半ば、たまたま痛みが薄らぎ外出が可能になりました。それで急遽、私の元にご夫妻でお越しになりました。いつものセリフを吐いて、そろりそろりと治療をしていきました。最初の治療では効果が出ませんでした。30分ほど休み緊張を取って再び治療を試みました。座布団を敷いてゆっくり寝ていって貰いました。すると「骨が動いた、感じた」とおっしゃったのでした。たちまち足のシビレが治まってきて、本人は「不思議だ。不思議だ。信じられない」と繰り返されるのでした。旦那さんは、この後毎月MRIを撮し、医者の診察を受けましたが、毎日の自己治療も効果が有ってか、三月にはついに「痛くないならもう通院しなくて良い」と言われたのです。現在旦那さんは、腰痛から解放されてピンピンしています。このラッキーな経過になったのは、最初背骨を見た時にすぐに気が付きました。背骨の一部が5㍉ほど飛び出していたのです。聞けばその辺りがいつもの腰痛の場所だと言いましたから、それでこの骨がへこめば治るなぁと予想が付いたのでした。これが、さらに自信を付けた二回目の大事件でした。

痛みを堪えて歩ける程度のギックリ腰なら、この座布団法で比較的簡単に治ります。先の松葉杖の事件は、かなり程度の重いギックリ腰だと思われます。ここまで読んでいただければ予想が付くでしょうが、普通程度のギックリ腰は「何かの拍子に背骨が急にズレてしまう」ことによって起きるのです。骨がヒビや骨折になっていないならば、元の位置に戻してやれば「ほぼ事なきを得る」のです。

論より証拠の治療例なのですが、こういう事情に成ってしまうのには、単純な訳があるのです。そのわけは、「今の病院では、カイロプラクティック科とリハビリ科と例外的な施術の一部診療科を除けば“骨を動かす治療はしない”からなのです」。多くの病院での腰痛治療の主たる観点は、「骨や神経の異常の発見」と「痛みの軽減処置」にあるからです。レントゲン写真で骨や神経の異常が確認できれば、病名が付いて、どのような処置をするかが考えられることになるのです。残念ながら、骨のズレを治す処置はしないのです。

経験されているなら、あなた方の受けた治療を冷静に考えてみてください。レントゲンやMRIの写真はすぐに撮してくれますが、多くの病院では「骨のズレを戻す治療」はしてくれません。骨の位置を戻すというよりは、「神経が圧迫されている」事実の認識の方が重要で、数日安静にして寝ているか、それで良くならなかったら「手術をして神経の圧迫を軽減する処置に進む」のが多くの病院で為される処置なのです。私は、現状の医療に「ズレた骨を戻す物理的な処置」を考えて欲しいと提案しているのです。それと同時に、「そうひどくない程度の腰痛ならば“自分で治療できますよ”ということを自分の体験を通して訴えている」のです。とりわけ、自分で治療してしまえば、どっちも良しでしょうと呼び掛けているのです。

自分の健康は、自分で管理する。医者任せにしない

この訴えは、同時に「自分の健康管理を自分でしましょう」という呼び掛けでもあります。私自身もそうでしたが、多くの日本人には「病気になれば、医者に掛かればよい」という、根強い医者への依頼心があります。それだけ充実した医療が津々浦々にあるという日本の医療体制あってのことなのですが、依頼心で自分の健康に注意が行き渡らないのは欠点です。これまでは往々にして「自分の健康管理に対する責任感が不十分でした」。これは国民としては反省しないといけないところだと思われます。“自分の健康、自分で守る”という意識がなかなか育っていない現状を直視する必要があるでしょう。
また、「腰痛を自分で治してしまう」ことが当たり前になれば、今度は社会的に大きなメリットが出てきます。この現状に良い影響が出るでしょう。現在のように、高齢者の人口が増え、高度医療技術が進むにつれ、国民健康保険料の総額の伸びは続き、赤字続きの自治体が拡がっています。腰が痛くなれば、常識的な対応としては、医者に掛かったり、鍼灸院に行ったりしています。そうすることは、自動的に健康保険料の支払を増やしていることになりますねぇ。そのことをよく自覚して、腰痛は自分で治すようにすれば、健康保険料を節約できるのです。しかも、お金の問題だけではありません。「生活の質(QOL)の問題」です。タダ生き長らえるだけの延命治療を受けても仕方がありません。健康に動き回れて人生を楽しめないと長生きする意義が半減してしまいます。腰痛を自分で治すということは、もうお解りの通り「後半の人生に大きな意義をもたらせる生活技術」でもあるのです。
「みんなで自分自身の健康に気を付けて、自立した生活が出来るように」実践すれば、“人生が充実しますし、医療費の膨張をいくらかでも抑えることに貢献できます”。現状では、年々1兆円以上増える医療費ですが、健康で自立した生活が営めるなら、最も幸いなことです。“健康で長生き”ならば、幸せに結び付きますが、命は永らえているけれど、身体にホースを付けた状態でベッドに縛り付けられているだけでは、生き甲斐ある人生を送っていると言えません。このことは、誰でもちょっと立ち止まって考えれば解ることなのですが、「順調に過ごせている生活の中では、ついつい考えることを怠り、病気を貰ってから気が付くケースが多いのが現状」ではないでしようか。

上のような社会的な視点を加味して「腰痛」を見直してみると、ここに大きな意識改革の視点が浮かび上がるのではないでしょうか。
「腰痛に成らないように努める」ことはイロハとしても、「腰痛になれば自分で治すように意識していると」、必要以上の「医者依存・薬依存」にならないように自然と気を付けるでしょうし、その延長として「健康管理に注意することになるでしょう」。自分の健康管理に注意するようになれば、自ずと病気になる機会も減るでしょうし、結果的に医療費も全国的レベルで節約されていくでしょう。三方も四方も、佳いことずくめではないでしょうか。そのような広い視点からも、「腰痛を自分で治す」ということを広めていきたいと思っています。先に紹介したように、「松葉杖で困っていた人が10分くらいの治療で治り、緊急手術さえ覚悟していた人が、やはり1時間ほどの後には骨がへっこみ、しびれが採れて、三ヶ月後には通院の必要無しと診断される」ような事例が既に起きているのです。腰痛、自己治療法を身に付けようと思って下さいな。
この本には、安静を要する重症の時から、日常生活が出来ている状態の腰痛にどう対するかまで、親切に且つ必要になるであろう内容に関しては詳細に記述しています。更には、治った後の心掛けまでアドバイスしています。この後示す、この本で良く効くと思われる症状を確認の上、「自分の腰痛は、自分で治せそうだ」と思われた方は、お求めの上、毎日治療法を続けてみてください。慢性化した腰痛まで、完治できますように祈っております。

2つの姿勢で背骨のズレが原因か判定できます

この 本を発注する前に、アナタの腰痛が「背骨のズレから来ている腰痛」かどうかを判定していただきましょう。ほぼ次のテストで判定できるからです。
次の2つの姿勢でテストして貰って「プラスの印象を持たれたら、「背骨のズレから来ている腰痛」と考えられます」。

○テストする場所の条件と判定法

堅い板の間かタタミの上にリラックスして、(テストでは座布団等なにも入れずに)ただ寝てみてください。2つの姿勢で各1~2分、なるべく脱力して寝ていましょう。
下に記した、その1とその2の姿勢で寝た後、「腰痛の痛みが軽減したか」。「身体が伸びた感じがして気持ちがいいか」どうかで判定します。
・その1,仰向け(上向き)に身体を一直線にして、普通にタダ寝る。背骨を緊張させないように、なるべく脱力して1~2分寝ます。引き続き
・その2,同様に、俯せ(下向き)に身体を一直線にして、普通にタダ寝る。1~2分。
〈 判定基準 〉腰痛の痛みが軽減した場合、「大いに有効」。身体が伸びて何となく感じがよいと感じられる場合「大いに有効」。平らに寝てみても変化がない場合、1時間後か翌日に同じテストをしてみてください。2度試みてあまり効果がない場合は、「余り有効と言えない=買わない方がよいか、または効かないと思いつつダメ元精神でお求めください」。全く変化を感じられないか、痛み等が増す場合、「別の原因かも知れません。買わないで下さい」。

この2つの姿勢で、ほぼ間違いなく背骨のズレから来ている腰痛がどうかが見分けられます。堅いところで平らに寝ると、ベッドや布団で寝ている感じと大分違います。軽い腰痛なら、この2つの寝る姿勢で治ってしまうことがあります。ウソみたいに思われるでしょうが、実際に、リラックスして寝てみて下さい。慢性腰痛が有っても判定できます。
効果有りの方には「この本はまず間違いなく有効と思われます」。

年寄りに腰痛が多かったんだなぁ

ここからは余り関係ないかも知れないのですが。著者のつぶやきです。

先日四国の親戚の法事に行ったときの話です。法事のお供えはお供えとして持参するのは当然ですが、何となく『座蒲団と体操で治す腰痛』の本をプレゼント用に持って行ったらどうかと思い付きました。場違いなら出さなければよいのだからと思いつつ。それで10冊持って行きました。法事の始まる前に、今度こんな本を作ったよと一冊出してみました。するとどうでしょう。期せずして高齢の参加者で腰痛の話題が降って湧いたように出て来て、「貰う、欲しい」の声が相次いだのでした。欲しい人に数冊差し上げて、残りは法事の当主に預けてきました。25人ほどの参加者でしたが、欲しい人全員には行き渡らなかったと思います。それ位ニーズがあったということでした。“なるほど、そうだわなぁ”年寄りに腰痛は多いわなぁと。
法事から帰った次の朝、ヒラメキが来ました。その中味は「年寄りの多くはネットをしてません。それなのに、ネットで売っていては腰が痛くて欲しい年寄りには、この情報が届かないよ」いうものでした。考えてみれば、このヒラメキは確かにそうですよね。このままでは、腰の痛い年寄りには、この本の情報は届かないのだと今更ながらに思い至りました。ではどう考えればよいか、うーんと考えてしまいました。

この腰痛の本は、私の方の事情(社員は、私一人のため)から、アマゾンでの専売体制を取っています(だから、書店には出ていません)。当方の都合だから、「ネットをする人だけが販売のチャンネルに入る人のみ」という条件は、仕方のないことなのですが、「ここに、注意を向けていただくための一言を書き加える必要を」切実に感じたのであります。
アマゾンで販売することには、それなりのメリットもあるわけです。それを加味して考えると、アマゾンで販売したメリットが利用できることが解りました。

それは「離れている、おじいちゃん・おばあちゃん、両親に、この本が手軽に送れる」ということでした。即ち、「両親や、おじいちゃん・おばあちゃんに 孝行しませんか」簡単に出来ますよと呼び掛けてみるということでした。
まだ利用されたことがないかも知れませんが、アマゾンの通販システムは、「お金を支払う本人だけでなく、国内の人ならその人宛に宅配できるシステムでもある」わけです。即ち、国内の誰にでもお届けできるシステムなのです。送付先をネットで登録し、「その人に送る」という配送先指定をすれば、宛名人に届けられるのです(私は、このシステムで友人に古書や新本をしばしばプレゼントしています)。そうだったのだ。ここに考えが抜けていた、ネットをしている人から「お年寄りへの情報提供」のチャンスがあったのでした。

この場面でのネットをする人への呼び掛けは
648円で、ユニークな親孝行できますよ

思案しているとこの親孝行のアイデアが出て来ました。これは思いの外の妙案ではないですか。離れて暮らすおじいちゃん・おばあちゃんや両親は、腰痛に苦しんでいませんか。腰痛持ちだと知っていれば、「2つの姿勢でテストして貰ってください」。有効だと解れば、おじいちゃん・おばあちゃん・両親に、この本を送って孝行してください。喜んで貰えると思いますよ。

それと、もう一つ、アナタの背中を押しましょう。これも、直接はアナタに関係ないつぶやきなのですが、発注するときには関係します。「アマゾンの通販では、“新本の場合、本の値段は、送料込みの設定”なのです」それがどうしたのかと思われるでしょうね。それは当然ですが、結果的に本の値段が安くなったのでした。これは私の調査不足によるミスなのですが、私は当初「送料は、お客様負担で」お願いしようと思って値付けをしたのです。この本は、薄い本でも、中味はオリジナルで自信がありますから、その内に皆さんの理解が拡がれば「評価していただける」と確信していますので、送料も負担していただこうと考えていたのです。しかし、ここが大きな誤算でした。新本は、別途送料をもらうことができなかったのです。アマゾンのルールなのです。
だから、本の定価、600円に消費税、合計648円が、売価で、「送料無料」なのです。鍼灸院に保険で一回治療に行ったら、ほぼ元が取れる値段です。アナタが行くわけではないでしょうが。そう考えれば「お買い得」と思われませんか。保険が利かない治療なら、文句なしに何倍もの費用を払いますよね。これは当方の見込み違いなので、愚痴るのが間違っているのですが、まあ、ご寛容に読み流してください。そんなわけで、ネットを見られるアナタから、ネットが見られないおじいちゃん・おばあちゃんや両親に親孝行のプレゼントは如何でしょうかねぇ。当方としては、腰痛、自己治療法の知識が広まるように、根気強くシコシコと販売して行こうと思っております。事情、ご賢察の上、知識の普及にご協力いただけると幸いです。

腰痛自己治療法の知識が広まれば、良い変化が!

長文をお読みいただきまして、まことにありがとうございました。

日下教育研究所 所長 日下 和信

6つのサイフとお金のしつけ

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真っ当な金銭感覚の有る無しは“その人の一生の問題”です
人から「信用されるか・されないか」天国と地獄です

人生でつまずかないように
子供に「お金の基本」を教えましょう
周囲の大人が教えながら、子供本人にも学ばせましょう
子供用テキストは『だいじな「お金」のお勉強』

「お金に無頓着な子供」を育てつつある人
「金使いの荒い」子供を育てつつある人
「お金のしつけ」は大事だと実感されている人
「孫には、ちゃんとした金銭感覚を付けたい」と思っている人

そんな思いを持っている方のためにこの本は作られました⇒テキスト形式を採り、ウンと深くまで突っ込みました。なるべく体験的に学ばせてください。
失敗も勉強ですから、一喜一憂しないで子供(孫)に付き合ってくださいね。

制作企画の段階から色々考えて、“小さい時から「所有権」について教えることが大事なんだ”という結論に達し、「お金」「その値打ち」「所有権」等を学ばせることにしました。
目次のページをじっくり眺めていただき「大人も一緒に取り組むんだ」という肚を決めてお買い求めください。「大人側の本気さ」が、子供(孫)に伝わらないと」、漫画本を買い与えるのと同じになりますからね。そこのところは、十分理解してお買い求めいただきたいと思います。

この本の企画の大事さが解っていただける方に買っていただけると嬉しいです。
かつて、自分でも金策に苦労し、金のないことに苦しんだことのある人に買ってもらいたいですね。そして、子供(孫)に「お金とどう付き合えばよいのか」を小さい時から体験させてあげて下さい。

日下教育研究所は、人格形成とお金のしつけに拘って来ています
お金のことに触れないという「ボンヤリとした日本の風潮」は解っていますが、今やそれは時代遅れでしょう⇒多くの大人の最大関心事は「お金」なのではないですか。だったら、正しくキチンと教えなくてはならないのではないでしょうか!

日下教育研究所 所長 日下和信

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