この後、日本は 寒暖の差の激しい気象に悩まされそう
中国の大気汚染は、とんでもない程度にひどいようだ。それに加えて、インドでも大気汚染が広がっているそうだ。これらの大気中に拡散される微粒子は、太陽光線を散乱させ、地上への熱の供給を遮る効果が高い。おまけに、日本は中緯度にあるため偏西風帯に属し、西風によるPM2.5をモロに受けることになる。
更に悪いことには、インドネシアの火山で大噴火が起きた。噴煙は、大気層を突き抜け、成層圏に達する17キロ上空まで達したと報じられている。火山の大噴火は、火山灰の太陽光遮蔽効果で「冷害」の原因で、上記の微粒子状物質の広域への散布効果と重なり、“明らかなより一層の低温化傾向”が起きるに違いない。
これらの要因を勘案すると、日本は当分の間(一二年の間)局地的に寒冷傾向に置かれることは確かなようだ。それで、考えられる気象傾向としては、西からの風(冷気)が日本に流れ込む場合、平年以上に寒く、南から吹き上がる風に晒される場合は、蒸し暑くなるということになる。すでに始まっているが、南風の時、気温が上がり、北風の時、予想以上に気温が下がる。この寒暖の差の激しい気象傾向が、最低一年は覚悟しないといけないようだ。
投稿日 2014.2.19